【特集3】LGBT・LGBTIの権利保障ー国際的・国内的動向

最終更新 2016-11-12 掲載 2014.11.30 執筆:三成美保

●LGBT/LGBTI

*【特論12】LGBTIの権利保障(三成美保)

(1)性的指向(性愛の対象)による区別

(2)性別違和(身体的性別と性自認が一致しない)

  • TGとTS
    • TG(トランスジェンダーTransgender):持続的な性別違和感をもつが、身体の変更までは望んでいない人
    • TS(トランスセクシュアルTranssexual):身体を変更した人/身体を変更したいと望んでいる人
  • MTFとFTM
    • MTF(Male to Female):生まれたときの身体の性別が男性で、性自認が女性
    • FTM(Female to Male):生まれたときの身体の性別が女性で、性自認が男性

(3)性分化疾患(Disorders of Sex Development:DSD)

●国連の動向ー国連人権理事会・国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)

●国連広報

  • 国連広報センター「LGBT」
    「政府間レベルでも、LGBTの問題にかつてない関心が注がれています。人権理事会は2011年6月、性的指向と性同一性に関するものとしては初の国連決議となる決議17/19(A/HRC/RES/17/19[PDF]) を採択し、個人の性的指向や性同一性を理由とする暴力や差別に対する「由々しき懸念」を表明しました。この決議の採択がきっかけとなり、OHCHRはこの 問題に関する初の正式な国連報告書(A/HRC/19/41)を作成しました。この報告書の内容は、2012年3月に人権委員会で行われたパネル・ディス カッションのたたき台にもなりました。国連の政府間機関がこの問題を正式に討論するのは、これが初めてのことでした。」
    (国連広報センター「LGBT」から一部引用:(出典→http://www.unic.or.jp/activities/humanrights/discrimination/lgbt/

●国連人権理事会等の決議など

●UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)

●モントリオール宣言(2006年)

International Conference on LGBT Human Rights of the 1st World Outgames on the 29th of July 2006

●ジョグジャカルタ原則

  • 「ジョグジャカルタ原則」は、LGBTの人びとや性分化疾患のうち自己の意思に反して必要でない手術を受ける可能性のある症例の当事者の人権を保障するための原則である。今日、国際社会でもっとも包括的なLGBTおよび性分化疾患当事者の権利保障原則とされる。
  • 同原則は、2006年11月にインドネシアのジョグジャカルタの国際会議で、国際法律家委員会や元国連人権委員会委員、及び有識者たちによって議論され、採択された。翌2007年3月、国連人権理事会にて承認された。全部で29原則からなる。
  • Yogyakarta Principles - Principles on the application of international human rights law in relation to sexual orientation and gender identity 2006年
principles_enジョグジャカルタ_ページ_05

ジョグジャカルタ原則(目次)

(同上:出典=Yogyakarta Principles - Principles on the application of international human rights law in relation to sexual orientation and gender identity)
⇒英語原文(全38頁)→http://www.yogyakartaprinciples.org/principles_en.pdfpdficon_large

●LBGTに対する暴力行為の報告例

●LGBTの権利擁護に向けた組織・団体など